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介護の豆知識

Trivia about nursing care

第3回:認知症の予防について

となかいご

●たくさんお酒を飲むと認知症になりやすいと聞いたことがありますが、どのくらいの量が適当でしょうか。

●たくさんお酒を飲むと認知症になりやすいと聞いたことがありますが、どのくらいの量が適当でしょうか。

適量の飲酒をされる方は、全く飲まない方、大量に飲酒される方より、認知症になりにくいとの報告があります。認知症でも、「酒は百薬の長」たる由縁です。しかし、全く飲めない人が無理矢理飲酒することは推奨できません。
では、適量というと?欧米の研究では、ワイン1日あたり2杯(500㎖)とされています。日本人のデータはありませんが、体格の差を考えるともう少し減らして考えるのが妥当でしょう。

となかいご

●認知症予防には、どのような食事が良いでしょうか。

●認知症予防には、どのような食事が良いでしょうか。

認知症予防のため、以前からビタミンが注目されてきました。しかし、単一の栄養素(サプリメント等)を摂取しても、認知症予防には効果がありません。
有効な栄養素は食品から摂る必要があり、野菜、果物、魚に認知症予防効果が期待できます。食事全体のパターンが重要で、地中海食が注目されています。赤、黄や緑などの野菜、魚介類が豊富、オリーブ油、穀物、線維食品、さらにポリフェノールたっぷりの赤ワインが少々というイメージです。
バランス良い日本食も理にかなった食事と言えます。地中海食には、糖尿病の予防効果も知られています。

となかいご

●アルツハイマー型認知症になりやすい生活は、あるのでしょうか。

●アルツハイマー型認知症になりやすい生活は、あるのでしょうか。

・活動的なライフスタイルを維持することで、老化は予防されます。
・定期的な運動は認知症の予防に有効であることが証明されています。またすでに発症した認知症の進行を抑制する効果もあります。
・また、社会参加が積極的なほど、余暇活動(旅行、編み物、コンサート、会食など)、精神活動が活発なほど認知症の発症が低いことが示されています。
・家に閉じこもり、昼間からテレビの前でウトウトするよな生活があれば、是非とも改めてください。

となかいご

●認知症予防には運動がよいと聞きましたが、膝が悪いです。どうすればいいでしょうか。

●認知症予防には運動がよいと聞きましたが、膝が悪いです。どうすればいいでしょうか。

認知症予防に運動の効果がしめされています。歩行などの有酸素運動が推奨されます。一方、ダンベルやバンドを使った筋力トレーニング(レジスタンス運動)にも効果が示されています。膝などの痛みがある場合は、主治医に運動できる範囲を相談してください。また、心臓や肺の機能を確認した上で、上肢の負荷トレーニングは可能でしょう。当初はインストラクターの指導の下で、安全に始めてください。

となかいご

●タバコを吸っていると認知症になりやすいでしょうか。

●タバコを吸っていると認知症になりやすいでしょうか。

はい、すぐにやめてください。

となかいご

●アルミニウムが認知症に悪いと聞いたことがありますが、アルミ缶の飲料を飲んでも大丈夫でしょうか。

●アルミニウムが認知症に悪いと聞いたことがありますが、アルミ缶の飲料を飲んでも大丈夫でしょうか。

飲食物から摂取されたアルミニウムのおよそ0.1%のアルミニウムが吸収され、腎臓を通って尿中に排泄されます。国際機関からの提言(2011年)では、暫定的週間耐容摂取量は、体重50㎏の人で1日あたり約7㎎とされています。加熱調理を全てアルミニウム製鍋で行った場合に調理器具から1.68㎎、アルミ箔製品から0.01㎎、飲料缶0.02㎎摂取すると推定されています。
アルミニウムがアルツハイマー病の原因ではないかという説がありましたが、今のところアルツハイマー病とアルミニウムの関連性を明らかにした科学的根拠は見当たりません、以上より過度に心配する必要はないようです。

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